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更新日:2020/04/27

ミル打ちってなに?ミル打ちの結婚指輪選びで失敗しないコツ

ミル打ちってなに?ミル打ちの結婚指輪選びで失敗しないコツ

最近はファッションジュエリーにも並ぶくらい、多彩なデザインが揃っているブライダルリング。
その中でも人気のデザインの一つ、「ミル打ち」という言葉を聞いたことはありますか?

婚約指輪(エンゲージリング)や結婚指輪(マリッジリング)選びの中で一度は目にしたことがある方も多いのでは。
指輪を彩る装飾として、様々な魅力をもつミル打ちの指輪。
今回はそんなミル打ちについて、ご紹介します。

「ミル打ち」とは?

「ミル打ち」とは?
「ミル打ち」は地金(プラチナ、ゴールドなど)に小さな丸い粒を連続して打刻していく、古くからヨーロッパに伝わる装飾技法のひとつです。
欧米の歴史ある美術館などに展示されているようなアンティークジュエリーにも、ミル打ちが施されたものが多く見られます。
ミル打ちは、「ミルグレイン(milgrain)」とも呼ばれ、ラテン語で「千の粒」という意味があります。
お菓子の「ミルフィーユ」や「ミルクレープ」などの「ミル」と同じ語源です。
「千の」や「たくさんの」という意味で、その珠が連なる様子から、「長寿」「子孫繁栄」「永遠の愛」などの意味が込められており、
まさにブライダルリングにぴったりなデザインです。

見るからに繊細で、手の込んだ印象をもたらすミル打ちの指輪。
手作業でひとつひとつ、美しく均等な粒を連続で打ち込んでいくので、
高度な熟練技を身につけた職人にしか手掛けることができません。
ミル打ちの加工には「タガネ」という小さなノミのような道具と金づちを用い、
地金の表面に丁寧に丸い粒を打ち込んでいきます。
美しく仕上げるためには、均等で整然とした形状やラインを形成しなければならないため難易度が高く、完成まで実に多くの手間と時間を費やします。

量産型のブランドの中には、ミル打ちをしたように見える「型」を使用することもありますが、均等で美しい粒は、手作業ならではのもの。
もちろん、トレセンテのミル打ちもすべて手作業です。
ミル打ちを検討している方は、ショップに加工工程も確認することをオススメします。

ミル打ちの特徴は?

①ミル打ちのメリット
均整のとれた小さな粒が美しく並ぶミル打ちの指輪。
そのレース細工のような繊細さや、アンティークでクラシカルな気品は、地金そのものの重厚感を打ち消すことなく楽しむことができます。
指輪の角度を変えたときに粒のひとつひとつが反射して放つ、光の輝きも大変魅力的です。
ダイヤモンドが入った指輪の輝きとはまた違った、独特な風合い、立体的な美しさをミル打ちは持っています。

また、ブライダルリングのように日常的に身につけ、長く愛用するジュエリーには避けられない細かい傷。
これが目立ちにくいことも、ミル打ちの指輪のメリットです。
地金そのものに加工を施しているため、指輪の輝きが乏しくなってきたとしても、美しい立体感は損なわれることはありません。
100年以上も昔に作られたアンティークジュエリーが今も変わることなく美しいままなのも、ミル打ちならではといえるでしょう。
また、ダイヤモンドを入れるのは躊躇してしまうけれど、シンプルすぎるデザインは物足りない・・・
そんな男性にも、ぴったりのデザインです。
主張しすぎず、ほどよいアクセントになるので、男性向けの少しボリューム感のあるデザインにもバランスよく映えます。

②ミル打ちのデメリット
ミル打ちの指輪には、デメリットもあります。
まず一番に思い浮かぶのは、「サイズ直しが難しい」ということです。
ミル打ちに限らず、指輪の全周にわたって装飾が施されているデザインは、切断して縮めたり継ぎ足したりすると装飾部分に違和感が出やすくなります。
実際に、ミル打ちの指輪のサイズ直しは不可としているブランドも多く、
その場合は別のサイズのものと交換対応になることがほとんど。
場合によっては料金もかかりますし、何より、同じデザインとはいえ、挙式で交換してからずっと身につけている指輪を交換してしまうのは寂しさがありますよね。
もちろん、熟練の職人により、きれいにサイズ直しができるブランドもあります。
購入前に必ず確認しておきましょう。

また、ミル打ちの粒はとても繊細。
毎日身につけていると、気づいたら粒が潰れていた、なんてこともあり得ます。
ブライダルリングに使われるプラチナやゴールドは、加工に適している反面
金属の中では比較的柔らかいという性質を持っています。
ミル打ちが浅かったり、何かにぶつけて衝撃を与えてしまった場合、粒が薄くなってしまうことも。
これもショップによって、ミルの打ち直しができることもあるので、
できるかできないかだけではなく、有償か無償かも併せて確認しておきたいところです。

さらに、ミル打ちは凸凹がある分、フラットな指輪に比べると汚れがたまりやすいのは事実です。
特にハンドクリームやワックスなど日常生活で使用するものが隙間にたまりやすいです。
でも、こちらは定期的に指輪をメンテナンスすることで、解決します。
これはミル打ちの指輪に限らず、結婚指輪を日常的に身につけているすべての方にオススメします。
購入したショップに洗浄に出したり、
ご自宅でも中性洗剤を数滴たらした水にしばらく浸け、柔らかいブラシでこするだけでも十分汚れが落ちます。
時間がない時は、柔らかい布で拭くだけでも効果はあります。

「かわいいから」「おしゃれだから」だけではなく、
デメリットや心配なことはショップに確認し、不安を解消しましょう。
しっかりと納得して、ミル打ちを選んでくださいね。

ミル打ちの結婚指輪を汚さないコツ

ミル打ちの結婚指輪を汚さないコツ
先にも述べたように、ミル打ちの指輪はシンプルなものに比べると汚れがたまりやすそうなのが、ややデメリットですよね。
でも、万が一汚れてしまっても、落とし方や対策を覚えておけば大丈夫。

中性洗剤と歯ブラシで、自宅でも簡単にお手入れができます。
コップに水を入れ、中性洗剤を数滴垂らし、指輪を浸けておくだけで十分汚れは落ちます。
指でもんだり、歯ブラシなど目の細かいものでこするように洗うと、さらに綺麗になります。
最後に水でよくすすぎ、窪みの水分を拭き取ることもお忘れなく。
また、購入したショップには、超音波洗浄器を置いてることも多いので、
プロの手で、より本格的に洗浄してもらうことができます。
超音波洗浄は、ついている宝石の種類によっては使用できないこともありますので、ショップに確認を。

化粧水やハンドクリームなど、油分を含んだものに触れる際には、指輪を外すというのも一つの方法です。
指輪は素材を問わず、油分やほこり、皮脂などが付着しやすいためです。
ミル打ちの指輪に限らず、全ての指輪に対して言えることですが、汚れやすい場面ではいったん指輪を外す習慣をつけると安心です。
紛失にはくれぐれも気を付けて。

自分でできるお手入れ方法プラス、外したほうがいいシーンなども覚えておきたいですね。

まとめ

上品な華やかさを持ちながら、どこかノスタルジックな雰囲気があり、
身につけるほどにその味わいが深まる、ミル打ちの結婚指輪。
熟練の職人によって一粒一粒、願いを込めて打ちこまれた指輪は、永遠を約束する二人をそっと応援してくれるようですね。
トレセンテのミル打ちの指輪は、もちろんサイズ直しもミルの打ち直しも、生涯保証で安心。
シンプルでオーソドックスなデザインも素敵ですが、
とても素敵な意味を持つミル打ちの結婚指輪も、ぜひ選択肢に加えてみてください。

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