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更新日:2023/04/10

婚約指輪(エンゲージリング)が持つ意味とは?結婚指輪との違いも!

婚約指輪(エンゲージリング)が持つ意味とは?結婚指輪との違いも!

女性の憧れ「婚約指輪(エンゲージリング)」
一般的に、男性が一生愛すると誓う女性に、婚約の証として贈る指輪のことです。
サプライズで贈る場合も、二人で一緒に選ぶ場合も、
とても大切なアイテムだからこそ、選び方が難しいと感じてしまいますよね。
それだけ、婚約指輪は結婚する二人にとって、とても大切なアイテムなのです。
今回は、婚約指輪を贈る意味や、実は長い歴史、
オススメの選び方などをご紹介します。

婚約指輪とは?

まずそもそも、婚約指輪とはどのような指輪なのでしょうか。
婚約指輪は、愛する女性との結婚を決意した男性が、その証として相手に贈る指輪です。
現在の日本では、ダイヤモンドをあしらったリングが一般的に多く選ばれていますが、ダイヤモンドでなければならない決まりはありません。
パールや誕生石など、その人たちにとって思い入れのある石をあしらったものを贈る人もいます。
女性が婚約指輪を受け取るということは、男性からの結婚の申し込みを承諾したことを意味します。

結婚指輪との違い

結婚に関する指輪は、大きく二種類。
婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)です。
婚約指輪と結婚指輪。
名前も似ている二つの指輪。違いは何なのでしょうか?

先述の通り、婚約指輪は男性が女性にプロポーズするときや、結婚を承諾してもらった女性に、愛の証として贈る指輪です。
相手の女性を一生幸せにするという、男性の誓いや覚悟が込められたものです。
ドラマや映画で、男性が女性に向かって、「結婚してください」とパカっと開けた箱の中に入っている指輪、
と言うとイメージがつく方が多いかと思います。
一方、結婚指輪は結婚式で二人が交換し合う指輪のこと。
結婚の約束の証として、夫婦の証明として、それぞれが身に着けるものです。
婚約指輪も結婚指輪も、左手の薬指に着けるのが一般的です。

デザインにも、大きく違った特徴があります。
婚約指輪はダイヤモンドなどの宝石をあしらった、女性向けの華やかなデザインが多く見られます。
最近では婚約指輪を日常生活でも着ける人が増えてはきていますが、一般的には婚約期間を過ぎると、特別な日にのみ結婚指輪に重ねる方がまだまだ多いのではないでしょうか。
一方、結婚指輪は男女ペアでつけるケースが多く、つけたまま日常生活を送ることを想定しています。
シンプルで邪魔にならないデザインが好まれ、選ばれやすい傾向にあります。

価格帯も、婚約指輪はセンターストーン(指輪のメインとなる宝石)の大きさや質によって大きく幅があります。
お手頃なものでは10万円前後からありますが、上限はありません。
「男性の給与3か月分」などというフレーズを聞いたことがある方も多いかもしれませんが、現在の平均購入価格は約35万円だそうです。
結婚指輪は、婚約指輪に比べると使用する宝石(ダイヤモンドなど)も小粒だったり、デザインもシンプルであることが多いので、婚約指輪ほど価格帯に開きはありません。
ペアで10万円前後のものから、30万円くらいのものが多いようです。
平均購入価格は約24万円。
(数字は「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」より)

婚約指輪と結婚指輪は確かに違うものですが、
特に女性は、二本の指輪を重ね着けすることもあるので、
実際に購入するとなると、一緒に検討する人も多いようです。

婚約指輪の歴史

今では当たり前のように皆が知っている「婚約指輪」。
実はその起源は古く、古代ローマまでさかのぼると言われていますが、
婚約指輪という概念ができるずっと前から、人々「指輪」という小さな金属の輪っかに、重要な意味を持たせてきました。

現存する最古の指輪は、古代エジプトの墳墓から見つかったもので、
「永遠」「復活」「不滅」のシンボルとして、地位や階級を表すものでした。
切れ目のない輪の形は「永遠」を意味し、巡る四季や満ち欠けする月など、繰り返す自然・輪廻転生の観念を表すと信じられきたのです。
円を模したものを肌に身につけることにより、永遠に幸せでありたいと人々は願い、作られたものが指輪の始まりと言われています。
そのことは、当時使われていた象形文字で、「円」が「結婚」を表していたことからもうかがえます。
丸い指輪の形に、この象形文字の「円」を重ね合わせ、意味を持たせていたそうです。

古代ローマでは、同様の意味で、指輪を「約束の証」としていました。
約束を履行すると誓うためのツールとして、鉄の輪を使用していました。
それを結婚の約束の証として贈ったものが、婚約指輪の始まりと言われています。
ただ、当時は必ずしもロマンチックな意味合いのものだったとは限らず、
女性の社会的地位が低かった古代ローマにおいては、どちらかというと女性を特定の男性の所有物とするという点で贈っていたと言われており、
当然ながら、基本的には女性のみが身に着けるものでした。
そのため、必ずしも指輪である必要はなく、腕輪や首輪の場合もあったそうです。
現在のような恋人同士の証として指輪が用いられるようになったのは、2世紀頃と言われており、その頃は金の指輪がよく用いられました。

世界で最初の婚約指輪は、中世ヨーロッパのものという史実が残されています。
激動の15世紀ヨーロッパを生きた女性、マリー・ド・ブルゴーニュ。
ブルゴーニュ公国最後の君主である彼女が、世界で初めてダイヤモンドの婚約指輪を贈られた女性と言われています。
ハプスブルク家の王子マクシミリアンが婚約の証としてマリーに贈った、人類史初のダイヤモンドの婚約指輪は、
マリーのMとマクシミリアンのM、そして聖母マリアのM、3つのMをデザインしたエンゲージリングだったそうです。
その指輪は現存していないとのことですが、きっと素敵な指輪だったのでしょうね。

日本での婚約指輪の歴史は浅く、結納品の一つとして、1960年代頃から贈られるようになりました。
当時はダイヤモンドではなく、パールや誕生石で作られた指輪を贈る人が多かったようです。
1970年頃になり、ダイヤモンドで知られる宝石会社が流したキャンペーンCMがきっかけで、現在の婚約指輪のイメージが確立されました。
ちなみにあの有名な「給与の3か月分」というフレーズが、そのCMで使われたキャッチコピーです。

婚約指輪の意味

そんな長い歴史を持つ「婚約指輪」。
婚約指輪が持つ意味とは、何なのでしょうか。

・結婚の約束を形にする
「婚約」は「結婚」とは違います。
役所に婚姻届を提出し、受理されると晴れて二人は法的な夫婦となります。
法的に夫婦となると、一緒の名字を名乗り、お互いに夫婦としての権利や義務を負うことになります。
しかし、「婚約」には法的な手続きも、形式や決まり事もありません。
プロポーズをしただけでは、いわばまだ二人だけの「口約束」の状態なのです。
その不安定な約束を、形として周囲に示すため、婚約の記念品を贈ったり、結納・顔合わせなどを行う人が多いのです。
その婚約記念品の一つとして、贈られるものが婚約指輪です。
婚約指輪をしている女性は、周囲からも婚約中であることが一目でわかりますよね。

・二人の決意の象徴
婚約指輪の平均の購入金額は約35万円。(「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」より)
いくら愛する女性に贈るものとはいえ、非常に高価であることに変わりはありません。
男性はこの高額な婚約指輪を女性に贈ることで、その女性と人生を共にし、幸せにするという決意が明確になります。
女性もまた、愛する男性が自分のために一所懸命選んでくれた婚約指輪を受け取ることで、
一生支え続けようと決意するのではないでしょうか。
これから先、二人で過ごすことが当たり前になったとしても、ふとした時に結婚への決意を思い起こすきっかけとなるでしょう。

・二人にとって生涯の財産に
一般的に婚約指輪や結婚指輪は、プラチナやゴールドなどの貴金属を使用しています。
また、高価なダイヤモンドが留まっていることもあります。
貴金属は、基本的に世界中のどこでも通用する価値を持っているため、それらが生涯ふたりの「財産」になると考えることができます。
しかし、残念なことに実際に手放す際の買取価格は、購入した金額には遠く及ばないのが現状です。
ここでいう「財産」とは、子どもや孫に受け継いでいく「財産」ということです。
貴金属やダイヤモンドは不変や腐食をしないため、子どもや孫へも美しさを損なわずに引き継いでいくことができます。
実際に婚約指輪として、親から譲り受けた指輪を贈ったという人も少なくありません。
デザインやサイズをリフォームしながら受け継いでいく、指輪に込められた家族の想いや歴史は、金銭的な価値以上の「財産」になると言えるでしょう。

婚約指輪の選び方

では、婚約指輪の選び方を簡単にご案内します。
婚約指輪は「デザイン」「ダイヤモンド」の両方を選ぶ必要があります。
この二つを、予算と相談しながら決めて行くことになります。

・デザイン
ブランドによって個性はあれど、一般的にはほぼ以下の四種類。
ショーケースを見ると無数にあって迷ってしまうので、
まずはデザインのタイプから、自分の指やライフスタイルに合ったものを選ぶようにするとよいでしょう。

<ソリテール>
CIPOLLA-A
絵にかいたような婚約指輪の代表格。シンプルなデザイン。

<サイドメレ>
トリニタ
ソリテールの両サイドにほんの少しキラキラが増す印象。ソリテールよりも固くなりすぎない印象から、近年増えてきているデザイン。

<ハーフエタニティ>
SFR-1(PG)
普段使いのしやすさを重視。ご結婚指輪との重ね付けもしやすく、ずっと身に着けていたい女性に人気です。

<フルエタニティ>
とことんラグジュアリーに、全周にダイヤモンドがあしらわれています。ダイヤ落ちのリスクやサイズ直し不可など、非常に扱いが難しいデザインですが、憧れのデザインでもあります。

・ダイヤモンド
ダイヤモンドは、「4C」という特別な国際基準によって価値が決められます。
ダイヤモンドの重さを表す「カラット(Carat)」、色合いを示す「カラー(Color)」、透明度を示す「クラリティ(Clarity)」、そして研磨技術の度合を示す「カット(Cut)」の全部で4つから成り立っており、
それぞれの頭文字がすべてCから始まることから、「4C」と呼ばれています。
これらのグレード(等級)の段階はそれぞれ異なり、「カラー」は23段階、「クラリティ」は11段階、「カット」は5段階
当然ながら、それぞれ高いグレードになればなるほど希少価値が上がります。
大きさだけではなく、この4Cの総合的な評価で価格が決まるのです。
ただし、4Cグレードの高いダイヤモンドは希少価値こそありますが、最高グレードでなければ品質が悪いというわけではありません。
ダイヤモンドは、数十億年という悠久の時を経て自然が作った鉱物です。
その過程で生じたわずかな内包物や色味は、天然のものである何よりの証であり、ダイヤモンドの立派な個性となるのです。
ダイヤモンドを選ぶ際は大きさだけではなく、他の4C要素を含む全体の品質バランスが大切です。
ショップに行って自分の目で見てみて、予算と相談しながら、
「これ!」というダイヤモンドを見つけてください。

ちなみに、一般的にブライダルリングはオーダーメイド(受注生産)になるため、
婚約指輪をお披露目したい時期から逆算して、約2か月前にはオーダーしておくことをお勧めします。
大切な日に、肝心の婚約指輪が出来上がっていない!なんてことは避けたいですよね。

まとめ

婚約指輪は結婚を控えた二人の愛の証となる大切なもの。
ふたりの結婚への意思や決意を形にしたものであり、受け継いでいく財産として価値のあるものでもあります。
婚約指輪の歴史や、持つ意味を理解しながら身に着けると、よりいっそう身近で大切な存在となりますね。

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