太めの結婚指輪は似合う？結婚指輪の幅や太さによる印象の違い

結婚したら一生身につける結婚指輪。
だからこそ、ブランドやデザイン、つけ心地、素材など、こだわりポイントはたくさんありますよね。
その中で、実はけっこう重要なリングの「幅」。
見た目のイメージだけではなく、つけ心地や耐久性にも大きな影響を及ぼします。
今回は、結婚指輪の「幅」について、
迷ったときに参考にしていただきたいポイントをお伝えします。

リング幅が結婚指輪のデザインに及ぼす影響

指輪のデザインを選ぶ際、真っ先に考えるのは、ラインやダイヤモンドの装飾などのデザイン面ですよね。
しかし実は、リングの印象に大きく影響するのは、「幅」なのです。
一般的に、細めの指輪は控えめ、太めの指輪は存在感のある印象を与えます。
また、太めの指輪は、表面積が広い分、ダイヤモンドや地金への加工など、指輪の表面に施した装飾が映えるというメリットがある一方、少しカジュアルな印象にもなります。
結婚指輪はファッションリングと違い、日常生活だけでなく、職場や冠婚葬祭などのフォーマルな場でもつけることが多いので、浮きすぎないものを選ぶことも大切です。

また、もし結婚指輪を、婚約指輪や手持ちのファッションリングなどとの重ねづけをしたい場合は、結婚指輪の存在感を出しすぎないようにすると、いろいろなリングとのコーディネートを柔軟に楽しめます。
いろいろな指輪とのコーディネート幅が広がると、いつまでも新鮮な気持ちで結婚指輪を愛用できますね。

似合う指輪の幅は、手指の大きさや形によって異なってきます。
また、同じ幅でも、指輪のサイズによって見え方も違ってきます。
指輪の幅の違いによる、つけ心地の感じ方も人それぞれ。
しっかりショップで試着し、指とのバランスを見ながら、選んでください。

太さごとの結婚指輪の特徴・メリットデメリット

指輪の幅による印象の違いや特徴、メリット・デメリットをご紹介します。

①2mm以下

極細タイプで、ファッションジュエリーのような繊細でおしゃれな印象になります。
先ほど、太めの指輪はカジュアルな印象になるとご紹介しましたが、
細すぎる指輪も同じように少しカジュアルなイメージになります。
結婚指輪らしさを控えめにし、ファッションジュエリー感覚でつけたい人にはオススメ。
デメリットは、幅が細い分、可能な装飾・加工の種類やデザインが限られてくること。
ショップによっては、内側にカラーストーンや刻印を入れるのが難しいこともあります。
そして、細身すぎる指輪は変形しやすく、ブライダルリングでは耐久性の面からあまり推奨されません。

②2㎜～

2mm幅の指輪も、細身で華奢な印象になります。
女性らしいイメージで気軽に身に着けたい人や、圧迫感が少ないため指輪を着け慣れていない人にもぴったりです。
また、細い指には、上品でよく似合います。
逆に、指や節がしっかりとした人や男性には、すこし頼りない印象になるかもしれません。ただ、こちらも耐久性はあまり高くないため、重いものを持ったり掴んだりして指輪に負荷がかかる場合は、都度外すのが無難です。
サイズが大きくなるほど変形のリスクが高くなります。

③2.5mm～

太すぎず、細すぎず、ちょうどよい幅と言われています。
2.5mm以上の幅があれば、装飾に使われるダイヤモンドも十分な大きさがあり、華やかさもしっかりと出すことができます。
適度な存在感で、優しい印象に。
耐久性も十分あり、結婚指輪としては王道な幅のひとつです。
人気のある幅で、選ぶ人が多いため、個性的な指輪を探している人にとっては気持ち的に物足りないかもしれません。

④3mm～

2.5mm幅と並んで、オーソドックスな幅です。
2.5mm幅よりもふっくらとし、優しくまろやかな印象になります。
幅がしっかりあるので、耐久性や安定感は申し分ありません。日常生活でも安心してつけることができます。
男性でも自然に着けられる幅なので、カップルで同じ指輪をつけても違和感がありません。華奢な指の女性には、少し存在感が大きいかもしれません。

⑤3.5mm～

存在感が出て、落ち着いた印象になってくるのが3.5mm～の幅。
デザインによっては少しカジュアルな印象になるため、さりげなくファッション性を取り入れたい人にオススメです。
節が張っている男性の指には、とても自然になじみます。
指輪自体の重みがでてくるので、指輪に慣れていない人は、疲れてしまうかもしれません。このくらいの幅になると、指輪のつけ心地の良し悪しを感じやすいので、
しっかりと試着をして、ストレスのない指輪を選んでください。

⑥4mm～

がっしりとした手の男性がつけてもかなりの存在感を放ちます。
女性がつけても、その存在感が逆に指を細く見せてくれる効果もあります。
幅が広い分、さまざまな装飾・加工ができるのがメリット。
一方、面積が広い分、傷などが目立ちやすいというデメリットもありますが、
指輪と一緒に時を重ねた証として、経年変化を楽しむことができます。
かなりの幅広なので、隣の指への当たりなど、購入前にチェックが必要です。

幅の細い結婚指輪の注意点

先述の通り、幅の細い指輪には注意すべき点がいくつかあります。
・強度が低い
幅が細くなればなるほど、耐久性が低くなります。
日常生活では問題がなくても、力仕事やスポーツなど、指輪に負荷がかかることを行う際に、指輪自体がゆがんだり、割れたりしてしまう可能性があります。
自身のライフスタイルに合った幅を選ぶことが重要ですが、
それでも細身を選びたい場合は、強度の高い素材にしたり、指輪に負荷がかかるシーンでは外すことをお勧めします。
また、万が一歪んでしまった場合、ブランドによってはアフターサービスで修理が可能なこともあります。
購入時によく確認しておきましょう。

・刻印などに制限がある場合がある
結婚指輪の裏側に、刻印やカラーストーンを入れたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
ところが、細すぎる指輪は、刻印やストーンを入れられなかったり、
入れられたとしても制限がある場合があります。
購入時にショップによく確認しましょう。

・年齢を重ねると合わなくなる
一般的には、人間の指は年齢を重ねると太く、節が出てくる傾向にあります。
華奢すぎる指輪は、いずれ物足りなく感じるようになるかもしれません。
購入時には今だけでなく、年齢を重ねた自身の姿も想像してみて、
いつまでも愛用できる指輪を選びたいですね。

太めのリング幅の結婚指輪がおすすめな理由

指輪の太さが増すと、存在感がアップします。
重厚感もしっかり出るので、男性でも女性でも、ラグジュアリーな雰囲気でつけることができます。
また、幅広の指輪には、装飾がとてもよく映えます。
例えば、ミル打ちやつや消しなどの地金への加工も美しく目立ち、
ダイヤモンドなどの宝石も比較的大き目のものを入れることができるので、華やかで高級感のあるデザインを選ぶことができます。
また結婚指輪に必要な耐久性も、細身の指輪に比べると十分です。
年齢を重ねて、しわや関節が目立つようになった指にも、バランスの良い存在感で着け続けることができるでしょう。

まとめ

一人ひとりの指の形が違い、似合う指輪の幅も違います。
どの幅の結婚指輪を選べばよいか、に正解はありません。
それぞれの太さが持つ、メリット・デメリットをしっかりと理解し、
自分自身が納得のいく太さを検討してください。