プロポーズのリアル|プロポーズのことならトレセンテ

更新日:2023/02/07

婚約指輪をつける指は?左右の手や結婚指輪との違いはあるの?

婚約指輪をつける指は?左右の手や結婚指輪との違いはあるの?

ブライダルリングは左手の薬指に、というイメージが強いですが、婚約指輪(エンゲージリング)をつける指は決まりがあるのでしょうか?
何かの事情で、左手の薬指には着けることができない人もいらっしゃるでしょう。
今回は、婚約指輪をつける指について悩まれている方、どの指に着けても問題ないのか疑問に思う方に、
婚約指輪の着け方や指について、また、それぞれの指がもつ意味などをご紹介します。

婚約指輪を一般的に左手薬指にはめる理由

現在の日本においては、婚約指輪も結婚指輪(マリッジリング)も、左手の薬指につけるのが一般的です。

ところで、そもそもなぜ「左手の薬指」なのでしょうか?

理由は諸説ありますが、古代ギリシャが起源となっている説が一番良く知られています。
ギリシャ神話によると、古代ギリシャでは、心臓が人間の感情を司っていると考えられていました。
左手の薬指は、その心臓に繋がる太い血管が通っていると信じられており、「神聖な場所」とされてきました。
心臓=ハートにつながる左手の薬指に、「結婚の誓いを、より強いものにする」という意味を持たせて指輪をつける習慣が生まれ、現在に至ると言われています。
現在でも、薬指のことを英語で「リングフィンガー(ring finger)」と呼びます。

また一方で、とても合理的な別の説もあります。
現在、世界の人口のに占める右利きの割合は、90%以上と言われています。
利き手である右手に指輪をつけることで、日常生活の中で指輪本体にも傷や歪みなどの損傷を与えてしまうこともあります。
また、指輪を邪魔に感じたり、傷や歪みを心配するなどして、指からはずす機会が増えると、紛失のリスクも上がります。
左手の薬指は、大部分の人にとって、日常生活で最も邪魔になりにくく、自然につけ続けられる場所なのかもしれませんね。

このように、古代からの考え方と現実的な理由により、左手の薬指に婚約指輪・結婚指輪をつける習慣が今日まで続いていると考えられます。

ちなみに、世界に目を向けてみると、必ずしも左手薬指というわけではなく、様々な習慣があるようです。
一般的には日本と同じように左手の薬指に指輪をつける習わしが主流ではありますが、
例えば北欧や中欧では、婚約指輪を右手の薬指につける習慣のある国や地域も多く見られます。
ヨーロッパの人口の75%以上を占めるキリスト教徒。
そのキリスト教においては、右手の薬指は「正義の象徴」とされています。
そのため、結婚の決意を表す指輪は、右手の薬指につける人が多いのです。

また、インドや東南アジアの一部では、驚くべきことに足の指につける地域もあるといいます。
靴を履く習慣がない地域などでは、結婚指輪に限らず、指輪を手の指より足の指につける方が、日常生活を送りやすいのでしょう。

このように、ブライダルリングをつける場所は、習慣やライフスタイル、信条などによっても様々。
もちろん、日本においても必ずしもどの指につけなければならない、という決まりもありません。
ご自身の生活習慣や好みで好きな指につけても、全く問題はありません。

ただ、最近ではブライダルリングのデザインは数えられないほどあり、
その中には左手の薬指につけることを前提に形作られ、デザインされているものが多いのも事実です。
左手の薬指以外につけたい人は、その指に合ったリングをよく試着することをお勧めします。

結婚指輪との違いはあるの?

婚約指輪も結婚指輪も、現代の日本において、つける指に決まりがないのは同様です。

ただ、婚約指輪と結婚指輪はデザインや意味合いも違ってくるため、つけやすさも異なってくるでしょう。
婚約指輪はメインに大きなダイヤモンドがあしらわれているデザインが一般的で、華やかで豪華な印象になりやすいので、
職種や職場の雰囲気によっては着用しにくい、もしくはできない場合もあるかもしれません。

普段から結婚指輪だけを着けている人は、右手に婚約指輪を着けると気分転換になるのではないでしょうか。
高価なものなので、婚約指輪を日常使いするのに躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、お出かけの日には婚約指輪をつけるなど、ご自分で決まりを作っておくのも素敵ですよね。

婚約指輪と結婚指輪を、二本を重ねて左手の薬指につけることも、いまでは一般的です。
指輪を重ね付けしたいと考えている方は、婚約指輪を購入する際に結婚指輪との相性を考慮して選ぶことをおすすめします。

左右の手が持つ意味

指輪に限らず、手を装飾するアクセサリーはたくさん存在します。
(ブレスレット、バングル、ミサンガなど)
古代から現在に至るまでの、アクセサリーやジュエリーは長く人々に親しまれてきましたが、古代ではもともと呪術的な意味を込めて使用されていたそうです。
ファッションとして指輪などをつけることが一般的になっている現代にも、実はその名残があります。
実際に、指輪などアクセサリーを身につける時には、ファッション性だけでなく、
何か願い事や意味を込めて選んだりつけたりする人が多いのではないでしょうか。

指輪にも、右手につける場合と左手につける場合で、諸説はありますが、それぞれ意味に違いがあると言われています。
例えば、スピリチュアルな側面からだと、
右手は左脳が司っているため、現実的な思考を促すと考えられ、力を発揮したい、という「エネルギーを放出する力」があるとされています。
逆に左手は、右脳が司る手であるため、イメージやひらめき等の精神的な側面を担う「エネルギーを吸収する力」があると言われています。
また、手相の世界では、
右手の手相はこれからの期待や希望を表し、左手の手相は持って生まれた運命を表す、などという説もあります。
さらに宗教の話になると、イスラム教では左手が「不浄の手」と認識されていたり、
キリスト教では、十字をきる際は必ず右手とされていたり、左右の手が様々な意味を持っているようです。

このように、左右の手は歴史や背景など様々な側面から、様々な意味を持っています。
自分自身が納得するのであれば、一つの考え方にこだわることはないのです。

それぞれの指が持つ意味

指輪をつける指にも、ひとつひとつ意味があると言われています。
左手薬指以外の指が持つとされる意味をご紹介します。

・親指
親指にはめる指輪は、「サムリング (thumb ring)」と呼ばれています。
親指は指の中でも一番短いので、指輪をつけるのに不向きでは?と思う人もいるかもしれませんが、
古代ローマ時代から 「親指に指輪をつけると、どんな願い事も叶う」と言い伝えられてきました。
古代の戦いで弓を引く際に、兵士が親指を保護するために指輪をつけたことが始まりと言われています。

・人差し指
ファッションで、指輪をつける人も多い人差し指。
人差し指に着ける指輪は「インデックスリング」と呼ばれています。
「インデックス(index)」には「指標」「指針」という意味があり、
「何かを指し示すために使う指」として、人差し指のことを「インデックスフィンガー(Index finger)」といいます。
理想への道筋を示し、幸運へと導いてくれる指と言われています。

・中指
中指につけるリングの事を 「ミドルフィンガーリング (middle finger ring)」と言われ、
その名の通り、真ん中の指という意味があります。
中指は、「直感」や「ひらめき」を象徴する指。
ヨーロッパでは「分別」という意味もある中指につける指輪は、将来に対する思いやこれからの生き方について道を切り開いてくれるという効果があります。
風水では「魔除けの指」でもあるそうです。

・小指
小指につける指輪は「ピンキーリング(Pinkie ring)」。
これは聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
小指は、チャンスを呼び込む指と言われていることもあり、お守り代わりにピンキーリングをつける女性も少なくありません。
特に恋愛への効果が高いとも言われます。
また、邪魔になりにくいので、指輪をつけ慣れない人でもチャレンジしやすいでしょう。

指輪をつける指に、マナーや決まり事はありません。
それでも、古代から言い伝えられている意味や言い伝えを感じながら指輪をつける事もまた、味わい深い日常になるのではないでしょうか。

婚約指輪を指にはめる際に気をつけること

ここまで、婚約指輪をつける指について、
基本的に決まりはないので、どの指につけても問題はない、とお話してきましたが、
唯一、左手の薬指につけられない瞬間があります。
それは、挙式での結婚指輪の交換の際です。

挙式では、結婚指輪の交換を行うため、婚約指輪は右手の薬指につけ、左手の薬指はあけておきます。
そして、指輪交換の後に婚約指輪を左手薬指にうつし、結婚指輪に重ねる、というのが正式とされています。
結婚指輪を、「永遠の愛の証」である婚約指輪で外側からロックするため、といわれています。

最近では、それを「エンゲージカバーセレモニー」として、挙式の演出として行うカップルも増えてきているそうです。
結婚指輪の交換をした後に、その上から新郎が新婦に改めて婚約指輪を贈る儀式です。
このエンゲージカバーセレモニーには、「二人の永遠の愛に蓋をする」という、とてもロマンチックな意味が込められています。

挙式では、結婚指輪の交換が済むまで、左手の薬指はあけておきましょう。
その際、紛失などしないように、十分気を付けてくださいね。

まとめ

婚約指輪は左手の薬指につけるのが一般的ではありますが、つけ方には決まりはありません。
自分の自由なつけ方をして、全く問題はないのです。
指の持つ意味や自身のライフスタイルによってつける指を決めるのも良いですし、
結婚指輪と重ねてつけるのも素敵です。
あえてファッション感覚で好きな指につけて楽しむのも、おしゃれですよね。

つけていてストレスになり、すぐに外してしまうのが一番もったいない事です。
愛する人から贈られた婚約指輪、ご自身にあったつけ方で大切にしてください。

トレセンテ店舗情報/相談・来店予約

世界が認めた優美なデザインと確かなクオリティ
口コミでも評価の高いトレセンテの婚約指輪・結婚指輪で心に残るサプライズなプレゼントを贈りませんか?

プロポーズ診断

TRECENTI

トレセンテの指輪