安い婚約指輪でも大丈夫？ 安くてもOKな理由とNGな理由

結婚を考えるカップルが一度は考える、「婚約指輪」について。
サプライズで贈るにしても、一緒に選ぶにしても、
愛する女性を一生幸せにするという男性の誓いが込められた、とても大切なアイテムです。
婚約指輪を選ぶ時に最も大切なのは、相手を想う気持ちであることに間違いはありません。
しかし、やっぱり気になってしまうお金の事・・・。
これから結婚に向けて進んでいくカップルにとって必要なお金。
指輪に使うものだけではないので、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは自然なことです。
今回は婚約指輪の予算について迷っている方や、選んだ指輪で大切な彼女をガッカリさせたくない方へ、
婚約指輪の金額について、お話しします。

婚約指輪の相場はどれくらい？

さて、まず世の中のカップルたちは、婚約指輪にどのくらいの金額をかけているのでしょうか？
一昔前は「給与の3か月分」なんていうフレーズが流行っていて、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
3か月分！なんて驚かれる人もいるかもしれませんが、これは戦後の日本に婚約指輪の慣習を広めるために、ダイヤモンド会社が行ったキャンペーンによるものです。
印象的なキャッチフレーズなので現代にも残っていますが、実際の状況とは異なっているようです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2019」によると、 現在の婚約指輪の平均購入金額は35万5000円 。
また、マイナビウェディングが2020年に行った調査（マイナビウェディング調査結果2020年版）による平均購入金額は29.5万円となっており、
ウェディング系メディアの読者層によっても違いが出ていますが、
25〜30歳男性の平均給与は38万3400円、30〜34歳男性で45万700円（国税庁の「民間給与実態統計調査」（平成27年度））なので、
給与の約1か月分で購入できる範囲が、平均相場のようです。

平均価格とは別に、中心価格帯（購入価格でもっとも多い価格帯）に目を向けてみると、
20～30万円未満が最も多いという結果になりました。
これは、年代別に見ても、年収別にみても、ボリュームゾーンは20～30万円未満となりました。（マイナビウェディング調査結果2020年版）
ハイクラスの婚約指輪を求めるカップルがいる一方、大部分のカップルが年代や年収にかかわらず堅実な婚約指輪選びをしていることがうかがえます。

安い婚約指輪のメリットデメリット

素敵な婚約指輪を贈りたいけれど、お金はなるべく安く抑えたい。
これは、おそらく世の男性の本音でしょう。
「安い」というのは感覚なので、人それぞれ具体的な金額は違うと思いますが、
先ほどご紹介した、婚約指輪の「平均価格」や「中心価格帯」よりも、もっとお手頃な指輪を選ぶ場合、
どんなメリット・デメリットがあるかご紹介します。

【安くてもOKな理由】
①デザインが良い
一昔前と比べて、今ではブライダルリングの専門店がたくさんあります。
ブランドによってテイストやこだわりが様々で、本当にたくさんの選択肢の中から好きなものを選ぶことができます。
その中で、とても気に入ったデザインの指輪と出会った場合、
それがたとえどんなに安いものでも、満足感があります。
実際、カップルが婚約指輪を選ぶ際に最も重視したポイントの一位は、「デザイン」という結果になっています。
（ゼクシィ結婚トレンド調査2019より）
婚約指輪の金額は、センターに留めるダイヤモンドの大きさやクオリティによって大きく変わってきますが、
デザインによっては必ずしも大きなダイヤモンドが合うとは限りません。
気に入ったデザインとバランス・相性の良いダイヤモンドを選び、
その結果、思ったよりも安く済んだ！となれば最高ですよね。
②自分（相手）に似合っている

どんなにお手頃に婚約指輪を買うことができても、つける人に似合っていないのはとても残念なことです。
これは高額な指輪を選んだとしても同様です。
では、「似合う指輪」とはどういうものなのでしょうか。
それは、全体の雰囲気と、指とのバランスです。
洋服などを購入する際にも、必ず自分の雰囲気に合っているかどうか、誰でも気にしますよね。
例えば、ボーイッシュな雰囲気の彼女に、雰囲気とはかけ離れたラブリーな指輪を贈っても、気に入ってもらえるでしょうか。
つける人の雰囲気に自然になじむ、似合う指輪を選びたいですね。
また、指とのバランスもとても大切。
人は一人ひとり、当然ながら違う形の手をしています。
指が細かったり太かったり、長かったり短かったり、肌の色も人によって違いますよね。
その人の左手薬指を最も美しく見せてくれる指輪に出会うことができれば、
金額なんて関係ないですよね。
③愛情がこもっている
やっぱり何と言ってもこれですよね。
先ほど、「現代の婚約指輪の相場は、給与1か月分ほど」とお伝えしましたが、
実際に1か月分というと、ほとんどの人が高額だと感じるでしょう。
その一か月分を捻出することさえ、厳しいと感じる男性も多いと思います。
そんな中、どんなに安くても、彼が一生懸命貯めたお金で買ってくれる指輪は嬉しいものです。
「彼女が婚約指輪に期待する金額」を聞いたマイナビウェディングの調査では、
「いくらでもいい」と答えた女性が約4割で最多となっています。
金額の大小ではなく「指輪を贈りたい」と思ってくれた男性の気持ちそのものが嬉しいと感じる女性が圧倒的に多いのです。

【安いとNGな理由】
①一生大事にしたい「婚約指輪」だから
婚約指輪は婚約期間中だけつけるもの、と考えてしまいそうですが、実は結婚してからも身につける機会はたくさんあります。
結婚指輪は毎日身につけるものなので、どちらかというとシンプルなデザインを選びがち。
そのため、特別な日には結婚指輪と一緒に婚約指輪を重ねてつける女性が多いのです。
友人の結婚式、子供の入学式・卒業式など、フォーマルな場所に活躍の機会がある婚約指輪は、それにふさわしい価格での購入をおすすめします。②女性にとって幸せの象徴だから

婚約指輪は、ダイヤモンドが光り輝く美しい指輪。
そのダイヤモンドに憧れを抱く女性が多いでしょう。
テレビや映画などでも描かれているように、その指輪の印象によって彼からの愛を感じるという女性もいるのではないでしょうか。
婚約指輪を見るたびに幸せが込み上げてくる…そんな幸せの象徴とも言えるのです。
おそらく、今まで付き合ってきた中で、一番高額なプレゼントとなるであろう婚約指輪。
そこに、彼の結婚への覚悟と、永遠の愛の誓いを感じ、女性は幸せを感じるのでしょう。
彼の方で現実的な理由があったにしても、あまりにも安い婚約指輪は彼女にとっては少し切ない気持ちになるものなのです。
③周囲に見られるものだから

女性は、さまざまな機会に婚約指輪を身につけます。
特に、両家の顔合わせやお食事会などでは、きっと左手の薬指につけることでしょう。
その光り輝く指輪を見て、女性の両親は喜ぶのではないでしょうか。
また、女性でやっかいなのが、友人同士で集まると、無意識に比較されてしまうことがありますよね。
特に、婚約指輪をすでに購入した人からすると、指輪を見ればだいたいの金額を察してしまうことも。
最高級な婚約指輪を贈る必要はないものの、大切な彼女が気まずい思いをしないようにしてあげたいですね。

婚約指輪を選ぶ際に最も重視するポイントの一位は「デザイン」と、先ほどご紹介しましたが、
二位は「価格」だそうです。
安ければいい、高ければいい、ということではありません。
価格面で二人が納得できることが大きなポイントになります。
どちらかが残念な気持ちで購入すると、せっかくの大切な指輪なのにずっと心にもやもやがひっかかってしまいます。
お互いの事情と価値観をしっかりとすり合わせて選びましょう。

婚約指輪を安く抑えるコツ

婚約指輪の金額を左右する、大きなポイントが「ダイヤモンド」。
最初は選び方が難しいと感じるかもしれませんが、実はダイヤモンドは、世界共通の「4C」と呼ばれる基準でクラス分けされています。
つまり、どのブランドに行っても、同じ基準でグレード分類されたダイヤモンドが取り扱われています。
しかし、全く同じグレードのダイヤモンドでも、ブランドによって大きく金額が変わります。
なぜでしょう。
簡単に説明すると、取引所からお店に来るまでの間に、輸入業者や卸業者など、いくつもの業者をはさむことが多いのです。
間に入る業者が多ければ多いほど、手数料や人件費がダイヤモンドに上乗せされていきます。
また、世界的に有名な入ブランドだと、ブランド料も加算されます。
ダイヤモンドのクオリティが全く同じなら、当然安いほうがいいですよね。
もしブランドにこだわりがないのであれば、
トレセンテをはじめ、中間業者をなるべくはさまずにダイヤモンドを取引しているショップも多くあるので、そのようなブランドを選んでみてはいかがでしょうか。

ブライダルリングのショップでは、ブライダルフェアのようなお得なフェアを定期的に開催しているところが多く見られます。
指輪の金額を割引してくれたり、有料のオプションをサービスしてくれたりと
ブライダルフェアには嬉しい事しかありません。
また、来店予約特典や、成約特典など、ギフトカードや電子マネーなどがもらえるキャンペーンを独自で行っているブランドもありますし、
ブライダル総合情報サイトや、ブライダルカウンターなどを利用するのも、特典がいっぱいでお得な気分になります。
自分たちにとって、どういう買い方をしたらお得になるのか、調べながら来店するのも楽しいですよ。

まとめ

婚約指輪選びは、これから夫婦となる二人の、最初の大きな買い物になるかもしれません。
大きな買い物をするときこそ、お互いへの思いやりが大切です。
男性は、プロポーズや婚約指輪に対してずっと憧れを持ってきた女性の想いを、
女性は、覚悟を持って精いっぱいの指輪を選んでくれる彼の想いを大切にして、
二人にとって最高の婚約指輪を選んでくださいね。
ショップでは、予算に合わせた指輪の選び方から最近の指輪の相場まで、しっかりと教えてくれます。
まよったら気軽に相談してみてください。